お知らせ&指導者のひとりごと
ご家庭で練習する際に必要なもの
最近ご家庭での練習が上手くいっている子とそうでない子の違いは何かな?
とよく考えています。
もちろん、ピアノに対する熱意もみんな一緒ではありませんし、環境や年齢など考慮することはたくさんあるので練習量も人によって変わるのは当然のことです。
ただ、練習の要領をもっとよくすれば、確実に弾けるようになってもっとピアノを弾くことが楽しいのに…と思うこともしばしばあります。
練習が上手くいかない生徒さんには特徴があります。
各課題には、拍子や調を書き込むためのスペースを設けています。
宿題が上手くいかない生徒さんは、このスペースが空欄のままです。
レッスンで『書いてないよ、今書いて』というと、迷わず書けます。なので分からなくて書けないということではなさそうです。
また、分からない時は『?』を書くように指導しています。
書いていなくても分かってればいい…ということではありません。
実は書いていない場合、知識としては知っているけど、それを曲に結びつけて考えて練習していないことがほとんどです。
私に質問されれば答えられるのではなく、新しい曲に取り掛かる前に、自分で考える時間を作ることが大切です。
そこで、各ご家庭で用意していただきたいものがあります。
ピアノの譜面台のところに常に置きっぱなしにしてある鉛筆です。
シャープペンなどではなく、鉛筆を置いてください。
楽譜への書き込みは後々考え方が変わって、消すことも多いため、鉛筆が良いのです。
練習が上手くできるようにするのも私の役目ですので、ご自宅での練習が上手くできるよう、生徒さんに合わせて宿題の出し方も考えていきたいと思います。
拍子や調子以外のことも書き込むことが増えてくると思いますので、ぜひ鉛筆のご用意をお願いいたします。
ちなみに、私が子供のころ、気付いた時から譜面台には常に鉛筆が置いてありました。
よく先生の真似をして書き込んだり、自分で曲を作ってメモしたりすることをしていたと思います。
音は目に見えず、すぐ消え去っていってしまいます。
『後で』と思っているうちに忘れてしまいます!
思い立ったらすぐ書けるようにしておきましょう!!